大学生への家庭教師案内

すでに大学生補習家庭教師センターでは始まっています。

近年の実績

  • 首都圏私立大学 医学部生に数学・化学の指導を行いました。
  • 首都圏私立大学 文系学部生の教養教科の数学の指導を行いました。
  • 首都圏国立大学 理工系学部生の解析学・数学の指導を行いました。
  • 首都圏私立大学 歯学部生の化学の指導を行いました。
  • 首都圏私立大学 文系学部生の心理学の専門教科の指導を行いました。

学力低下の現状

教育課程が改訂されるごとにその内容が削減され、生徒の学力が著しく低下しているのではないかという議論が、折に触れて目につくようになっております。文部省でも客観的なデータ取得のため、2001年度より10万人規模の小中高生を対象とした本格的な調査に乗り出しております。その結果・・・

「学力」は、やはり下がっていると言わざるを得ないのが現状です。

このように見てくると

教育課程の改訂に伴う内容の変化に伴って、「学力」が下がることは当然の帰結である。

戦後一貫して伸びてきた高校・大学進学率は、良くも悪くも入試のプレッシャーをひとつの重要な学習の動機付けとしてきた。

近年の少子化による受験プレッシャーの変化の中で、子ども達は何を学習の動機付けとし、どのような学力を身に付けていくべきなのか、そしてこの学力低下問題をどう捉え、どう対応するべきなのか。

これは、2003年度からの新教育課程の高等学校への導入を前にして、我々に投げかけられた根本的な問いかけなのです。

また、ある大学の先生は、次のように指摘しています。

学力の低下は迅速で本質的な対応を求められる問題です。最近入学した学生に高校での教科の履修の状況を確認したところ、「あれもやっていない、これもやってない」と言い出す学生がいたのにびっくりしたとのことです。

それで、彼らは一体何を理解していて、何を理解していないのかを調べるために、高校での新課程(ゆとり教育)の教科書を一通り調べてみたそうです。すると、あまりの状況にあきれ、講義の現状へ妙に得心してしまったとのことでした。このままでは講義が成り立たないと実感され、高校の履修範囲を見据えながら講義のレジュメを作り直す必要に迫られたそうです。

くりかえしますが、教科の一部をやってないというだけではなく、全くやっていませんという学生が自分の目の前に何割かいるのです。 これでは、専門教科の講義が成り立たないのは目に見えています。

高校での新課程における教科・単元等の削減だけでなく、大学入試より受験科目をも減らした結果として、どうも日本の大学生の学力は必要最低限の水準を割り込んでしまったようです。

更に、「国際教育到達度評価学会」(IEA、本部アムステルダム)が実施した学力調査の結果が過日発表されました。2教科の勉強が「楽しい」と答えた子どもは、前回に続き世界最低レベル。「学力低下、理科も深刻 中2が6位、小4は3位に」前回に続き世界最低レベル。なんともショッキングな内容で、日本の将来を考えるとなんとも心身共に震撼させられます。
しかも、テストに合わせて実施したアンケートで、理数の勉強がとても楽しいと答えた小中学生はいずれも全体でワースト2~4位でした。学校外の過ごし方では、中学生の「宿題をする」が参加国中で勉強時間が最短、「テレビやビデオを見る」は参加国中で最長です。 

このことに関して、経済協力開発機構(OECD)の調査でも学力低下が明らかになり、文部科学省では「平均得点が下がったという事実を厳粛に受け止め、実効ある対策を取りたい」としています。

  本当にこれで大丈夫だと思われますか?

参考までに、他にも昨今新聞等を踊った見出しとして

「日本の15歳 学力ダウン」 
「最低限の学力基準を明示」「小中生対象に『東京ミニマム』都教委」
「よみがえれ知力」 
「県教委06年度県立高入試分析 数学、大幅低下46・7点 『数式化する力不足』」
「再び 教育を問う」
「学力格差 公教育の活性化が急務だ」 
「学力低下問題」 
「<全国学力テスト>疑問や意見が続出 文科省の説明会で」 
「ゆとり教育見直し 現場の声忘れてないか」

等々枚挙にいとまがない昨今です。

そして、高校の先生方へのあるアンケートでは
「教科における生徒の学力低下を感じますか?」という質問に対して9割近くの先生が「感じる」という回答を寄せ。特に数学でその比率が高く、実にほぼ全員の先生が学力低下を感じているという深刻な結果になっています。 

「具体的に学力低下を感じる分野とその原因」としては、英語や国語では語彙力の低下を指摘する先生が多く、数学では現行課程のカリキュラムが問題であるとの指摘と生徒の計算力不足が学力の低下の要因であると多くの先生が挙げられている。

また、理科では、自然現象そのものに触れる体験の不足・欠落と、自然現象そのものに対する興味・関心への希薄化・欠如が指摘されております。

社会では、最近の社会的な事件・事象や社会的な構造・仕組みに対するその存在意義や因果関係に関心を示さず、考察考慮することがなくなっていることが問題とされています。 

生徒の気質に関して、一言で言うと現在の高校生は「根気良く学習する姿勢に欠ける」という状況で、従来に比べ意欲、粘り強さ、好奇心、論理的な思考、落ち着きが無くなってきているなど、生徒の気質の変化を学力の低下の原因の1つとして指摘する声も多数あり、生徒の生活スタイル、学習スタイルは大きく変化し、従来の常識が通用しなくなってきていることも多数の先生が問題認識されています。

高校生における学力の現状分析では、

一般的な傾向 として、「中位・中上位層での学力低下は一番大きく深刻な状況にある」教育現場では全体的に学力はまちがいなく下がっています。

教育指導課程の変化だけではなく、少子化等による影響のせいか、生徒の気質が間違いなく変化してきており、それらの変化が学習の質や量に大きな影響を及ぼしていることが推察される。

そして、学力低下の傾向として、学力の成績の上位層では比較的学力低下の度合いは少なく、むしろ学力が上がっている分野単元もあります。

その一方、成績の中位・中上位層での学力低下は一番大きく深刻な状況にあります。また、成績の下位層では数年前からすでに大きく下がっており、学力低下が現在は織り込み済みの状態にあり、最近はあまり下がっていないと考えられます。

いずれにせよ、学力レベル別に見た場合には、上位と下位との二極分化が起こっており、その差は大きく開きつつあるといえます。

教科別での傾向では、英語・国語などの語学系教科の学力は横ばいかやや低下傾向だが、数学・物理など理数系教科での学力は大きく低下しています。

学力低下に対する大学生補習家庭教師センターからのメッセージは
「だからこそ大学の授業補習として、大学生への家庭教師をお薦めする」のです。 

最後までお読みいただいてありがとうございました。 

次のページは補習指導(リメディアル)家庭教師に関する質問と回答です。


TOP